研ぎ師 光三郎のブログ新しい介護のかたち

新しい介護のかたち

sakura250.jpg新潟のおばあちゃんが金沢にきました。昨日家族そろって兼六園に行きました。

おばあちゃんは天心欄万の笑顔で、楽しんでいました。子供のような笑顔です。

兼六園の桜は全体には2分咲きくらいですが、満開に近い木もあり、花見には良いです。土、日に行けば金沢市民なら無料で入れます。ただし身分証明書が必要なのでお忘れなく。

おばあちゃんは、翌日になるともうすっかり忘れてします。いいことも、いやなことも痛かったことも、苦しかったこともすっかり忘れてしまいます。毎日頭をリセットします。

子供のころ、いやな事や小さい事などすぐに忘れることができたのに、だんだん頭が硬くなって、くだらない事が、いつまでも忘れることができなくなっています。

おばあちゃんのボケがうらやましく感じることしばしです。

2月の確定申告で忙しいころ、子供が学校で事件を起こしました。友達と遊んでいたところ、喧嘩になり、喧嘩になり、傷つけてしまったのです。相手のけがは予想外に重く、眼の下のところの骨が折れ、眼を動かすための筋肉が損傷を受けるというものでした。

 相手の方の手術も成功し回復に向かっているということなので、こうして、ブログに書くこともできるようになりましたが、その時は親の方が本当に落ち込みました。

ともかく、離れて暮らしていれば、十分なしつけができないと思い立ち、単身赴任を引き払い、金沢に戻ることになりました。この決断は早かったのです。新潟のおばあちゃんには申し訳ない限りですが、奥さんの意思は固く、てきぱきと事を進めました。

おばあちゃんの方も、ボケが進み、介護度4に進んだにも関わらず、それまでは全く受け付けなかったホームも入ると言ってくれました。もちろん、希望してではないのですが、こちらにとっては助かります。もっとも、昨日のことはきれいさっぱり忘れてしまい、何をいったかなど、分からないのです。

ホームに空きがなかったため、空きが出るまでここ金沢に連れてきました。

今日から、家族全員とおばあちゃんの生活が始まりました。             

新潟のおばちゃんが、金沢の我が家にやって来ました。連休を利用して、奥さんが無理矢理つれてきました。金沢はもう20年になりますが、初めてです。
車に乗っているだけとはいえ、88才の老人には、さぞきつかったろうと思いますが、道中はずっと景色を眺めていました。
少し疲れたようですが、身体は元気でした。
 翌日、近江町市場に出かけました。
ところが、翌日になると、昨日、どこに行ったか忘れています。ここがどこだかもわからない状態です。会話は普通にできます。そのくせ、環境が変わっていることが、不思議とは感じないのです。食も細くなっています。
日1日と衰えていくのがわかります。しかしながら、幸せそうです。
 本人にすれば、ゆったりした、時間が流れているようです。

 

奥さんと一番下の子供が新潟のおばあちゃんの介護のために、赴任してから、早いもので、5ヶ月がすぎました。
 おばあちゃんの方は、年齢(87才)と実の娘が居てくれる安心感でボケが確実に進行しています。食べた食器は片付かない。口や鼻の汚れを服の袖で拭いたり、食事も用意してもらえばたべるが自分では用意できない。冷蔵庫から持ってくる事ができない。それ以前に食事の時間だということもわからない。お腹がへったという事さえわからないのです。
たまに、家の前に出て、植木を眺めるくらいで、いつも茶の間に座っています。今、話していて、誰と話したかもわからないのです。ボケとしては軽いほうでしょうが、医者に言わせると87にもなれば、人としての機能は終わっている、そうした状況は普通らしい。
さて、頭の老化と体の老化は使うほど働くのかもしれない。私自身がその年齢までいたとすれば、頭は確かでいたいと思うが、どちらが幸せかわからない!

 新潟のおばあちゃんは少しずつ、ボケが進行しています。耳も除々に遠くなっています。そのため、テレビは常に大音量です。日常会話はまともです。昔のことばかりだったり、たまに、見当ちがいの事を言ったり、まあ、老人にありがちなことです。
 ところが、孫の名前が出てこない。一緒に住んでる私の子供もです。
 それから、ご飯を食べたかどうかもわからない。お腹がいっぱいかすいているかもわからないようてす。当然、自分で用意して、食べることもできません、日がな1日、テレビの前に座っているだけです。何をするわけでもなく、何の楽しみもなく、ただ座っているだけです。高齢なので、活発に動いたり、細かい作業等は当然出来ないとして、食べる楽しみもないのかと、気の毒になります。しかし、用意した食事は見事に平らげ、35キロしかなかった体重が3キロ増えました。

本人はこの悠々自適な生活をおおいに快適なのかもしれません。
老人ホームにいるよりはずっと、快適なはずです。

奥さんと一番下の子供が新潟のおばあちゃんの介護のために、赴任してから、早いもので、3ヶ月がすぎました。

 おばあちゃんの方は、ボケの進行以外は元気です。近所の人が来て、親しげに話しているのに、誰かわからない!ご飯を食べたのにわからない、前日の激しい咳き込みで苦しんだことも忘れている、と言った具合です。
 ボケというのは、何でも許せる聖人に近いかもしれない。そのくせ、口は元気で、わがままな俗人の部分が多いので、困るのです。一方、私、金沢の方はと言うと、少し慣れました。炊事、洗濯、家事、掃除。環境とは恐ろしい物で、鳴るようになるものです。とりわけ、料理は料理本を見ながら、作っていますが、これがまた美味しいのです。料理本はあなどれぬ!買ってきた惣菜より、はるかに、美味しいのです。その代わり品数が1品です。一汁三菜とはいかず、一汁一菜です。ご飯は炊きたて、料理は作りたてが一番です。

介護(要支援含む)者は450万人となり、介護保険導入時(2000)の倍になりました。そのうちの五分の1がこロコモティブシンドローム(運動器症候群)です、

判基準は

◆片足立ちで靴下がはけない。

◆階段を上がるのに、てすりが必要。

◆横断歩道を青信号で渡りきれない。

◆15分、続けてあるけない。

◆家のなかで、つまずいたり、すべったりする。

一つでも、当てはまれば間違いなく、予備軍です。

私など、満点です。

予防法は1日三回の片足立ち1分間とスクワット六回!

三日坊主で止めたスクワットを復活しなければ、おじさんに明日はない!

 

 

奥さんが一番下の子をつれて、新潟のおばあちゃんの介護に旅立ってから2か月かすぎました。
 おばあちゃんは動くのがえらい(しんどい)のでしょう、ほとんど居間のテレビの前で横になっていることが多くなりました。自分で動く必要がなくなった、ことも原因しています。
 動かないと、筋肉が弱って、ますます動けなくなります。また、風呂や着替えもあまり入らないのです。週2回、デーサービスに行っているのですが、その時風呂に入れるので、本人は十分だて主張します。だんだん、自分でする事がおっくうになり、全く動こうとしません。

動ごかない代わりに、口はよく動き、頑固さも強くなっています。

 

親はなかなか慣れません。私は悪戦苦闘の日々が続いています。
 新潟のおばあちゃんも、娘と孫が一緒にいると言うことに慣れてきたようです。生活のあらゆる面でらくができるので、快適のようです。なぜ娘と孫が一緒生活しているのかわかっていないような感じです。嫌なことや、面倒な事は深く考えないようにしているのか、忘れてしまっているのか、わかりませんが、似たようなものです!

 ところで、新潟の家は50年以上経ちます。手直しはしていますが、どこもここもガタガタです。戸の閉まりは悪くなり、床は抜けおちそうな所が何か所かあります。とりわけトイレは当時のままです。男女を仕切って作ってあり、大変狭いのです。この上に簡易便座を備え付けたので身動きがとれません。当然ボットン便所です。その香りたるや強烈なものです。

 話がそれますが、災害で、避難所生活をしている人は体調を悪くする人の多くはトイレを我慢するために起きるそうです。簡易トイレの強烈な香りで、出るものが出ないのです。

 以前から新潟のトイレは気になっていましたが、家族が住むとなると、このトイレがネックでした。実は子供との約束で、新潟に転校してくれるなら、トイレはちゃんと直すよ!と言ってありました。

 さっそくトイレを直すべく見積もりを取ったところ75万でした。ところが、介護認定を受けているものが、バリアフリーなど生活改善のための改築は助成金がおりるのです。その額23万です。全然知らなかったのですが、こんなことなら、もっと早く改装すればよかったと思います。

 

旅立ちの後、三日がすぎました。子供は1日行って、慣れたようで、翌日には友達を家に連れてきで、次の日には遊びに行く約束をしたそうです。子供は新しい環境にも順応するのが驚くべき早さです。
 それに引き替え、親のこちらはなかなか慣れません。掃除、洗濯、食事の用意と休む暇なく大変です。
 心配してしていたのはおばちゃんの態度です。
 一月前にこの旨(奥さんと子供だけ移り住んで、おばちゃんの面倒をみること)を話に行った時、断固として断ったことでした。夫婦が別々に暮らすことは絶対にダメですと あまりにしっかり言葉に驚いたのです。これは、おばちゃんの経験からきているのでしょう!
 その日になり、実際に行って見ると、打って変わって、実の娘です。嬉しくない訳がなく、ほんとにいいのか?ほんとにいいのか?と何度も確認をしていたそうです。体の調子も悪く、横になっている事が多いようです。

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